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| 特集:飛 蚊 症 |
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| も く じ |
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「飛蚊症〈ひぶんしょう〉」ならアイだって知ってるもん。
目の前に糸くずみたいのが浮いてるように見えるけど、
病気のせいじゃないから全然心配ないんだヨ。
ね、先生!そうだよネ?
● 飛蚊症を正しく理解しよう
「目の前のゴミ=飛蚊症」ではない
医学情報が身近になって、一般の方も驚くほど専門的なことに詳しくなりました。視野に糸くずやゴミ、水玉のような物が現れる飛蚊症もその一つです。
蚊が飛んでいるように見えることから、その症状を飛蚊症と呼び、大半は問題ないと知っている人もたくさんいます。でも、アイちゃんのように「全然心配ない」と思ってしまうのは正しくありません。
正しくない理由は二つあります。第一に、目の前のゴミのような物が本当は飛蚊症ではない可能性があるということ、第二に、なにかの病気の症状として飛蚊症が現れている可能性もあるからです。
飛蚊症は眼球内の浮遊物の影
第一のポイントについて、少し詳しく説明しましょう。
眼はカメラに似ています。カメラのフィルム(デジタルの場合は撮像素子)に相当するのは網膜〈もうまく〉です。網膜の前には硝子体〈しょうしたい〉という、寒天のようにドロッとした透明な組織があります。この硝子体が眼球内部の大半を占めていて、カメラの暗箱(ボディー内部の空間)に相当します。
ではこの仕組みから、「ゴミのような物が見える」のが、どんなときかを考えてみましょう。つまり、写真にゴミが写ってしまうのはどんな場合か、ということです。レンズの傷など、外見から明らかな異常がわかるケース(角膜〈かくまく〉など目の表面に近い部分の病気に該当)は除いて考えます。
一つは、実際に網膜の前の硝子体にゴミのような物が浮いていて、その影が網膜に写っている可能性が考えられます。カメラの暗箱にゴミがあり、それが写真に写り込んでしまう状態です。もう一つの可能性として、網膜や視神経に異常がある状態、つまり、フィルムに傷があったり撮像素子が壊れているケースが考えられます。
実はこの二つのケースのうち、飛蚊症に該当するのは前者のみです。後者は網膜や視神経の異常を示す症状であって、飛蚊症ではありません。

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| ● 眼を動かす前後で位置も形も変わらない ● ゴミのような物が真っ黒に見える | ||||
| *** 飛蚊症の原因 *** |
| (1) とりあえず心配ない飛蚊症 ● 硝子体の正常な構造物(細胞や線維) ● 後部硝子体剥離〈はくり〉 (2) 病気の症状として起きる飛蚊症 ● 網膜裂孔〈れっこう〉や網膜剥離 ● 網膜の血管の病気 ● ぶどう膜炎 ● 眼球の感染症 ● 上記の病気による硝子体出血 |

| 視野が欠けたり、物がゆがんで見えたら、すぐ眼科へ |
| 時間とともによくなるが、病気が治っているわけではない |

| 怪我や手術のあとに物が霞んで見えだしたら、直ちに眼科へ |
| 病状の変化にあわせて治療の継続を |
| 頭痛や眼痛、吐き気、視野が欠けるなどが現れたら、すぐに受診 |
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どうやらアイは勘違いしてたみたい…。
目の前のゴミの原因もいろいろってことね。
早とちりはダメ。ちゃんと確認しないと!